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プロフィール
HN:
海都 梨麻
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
イラスト、小説を描(書)くこと。妄想(ぇ)
自己紹介:
REの次期十代目ボスとその(自称)右腕をこよなく愛する592759至上主義の腐りさったヲトメです。
その他、最近はBL漫画の純情シリーズが2期突入で盛り上がってたり、ボーカロイドとそのマスターの日常捏造なんかにハマっております。
その他、最近はBL漫画の純情シリーズが2期突入で盛り上がってたり、ボーカロイドとそのマスターの日常捏造なんかにハマっております。
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ふわっと香って来た香は花の匂いにとてもよく似ていて…ローズヒップってやつなのかな?
ちらと上目遣いに様子を伺った聖は、そこに座している今日初めて出会った筈の人物を視認し、内心で深くため息を吐いた。
(なんでオレ、こんなことになってんだっけ…;??)
『寝ぼけ眼ウサギとTea time』
「…お口に合いませんか?」
カチャ、と目の前に差し出される紅茶の注がれたカップと共に声が掛かった。
顔を上げると、常からなのか表情の読めない眠たげな顔が、小首を傾げてこちらをじぃと見つめている。
顔を上げると、常からなのか表情の読めない眠たげな顔が、小首を傾げてこちらをじぃと見つめている。
先に述べた“オレ”こと、在宅中と休日にのみ付ける赤いピン止めがポイントの、現状を憂い困惑気味の彼は、小河原 聖。ボーカロイドの鏡音リンとレンを持つ、大学一年のマスターだ。
そして、彼は今現在、何故か今日たまたま街中で見かけただけの、同じくボーカロイドを持つ大学生マスターの自宅へ招かれる事態に陥っていた。
その、初対面であるはずの聖を、“貰ったガムのお礼”というだけの名目で己の家へ招待し、お茶と自家製クッキーを御馳走している表情の薄い人物が、錦 斗色。友人内ではシキという名で呼ばれている、ボーカロイドKAITOのマスターである。
「あ!いや、すっごく美味しいですよクッキー!コレ、手作りなんですか?」
いまだじぃと見つめ続けるシキの視線に、聖は焦りつつ話題を返した。
実際に、出されたクッキーは売り物レベルとはいかないものの、手作りにしてはそれに近しいほどの出来だ。
実際に、出されたクッキーは売り物レベルとはいかないものの、手作りにしてはそれに近しいほどの出来だ。
「お気に召したなら良かったです。自分甘いものが好きなので、作るのも好きなんです…。」
表情の変化がおおよそ見られないので判断はつかないが、わずかに俯いたように見えるこれは照れている、ということで良いのだろうか?聖はそんなことを思いつつ、もう一口茶菓子を含む。
表情の変化がおおよそ見られないので判断はつかないが、わずかに俯いたように見えるこれは照れている、ということで良いのだろうか?聖はそんなことを思いつつ、もう一口茶菓子を含む。
しばし無言の時間が流れた。背後のリビングでシキの家のカイトと聖の家のリンレンがTVゲームに興じる賑やかな声と音が聞こえてくる。
「ひじり君、でしたっけ…?貴方の所はリンレンなんですね」
ボソッと囁かれた声はまるで独り言のようで、お茶とお菓子を飲み食いすることに夢中でうっかり聞き逃しかけた聖は焦ったように答えた。
「へ!?あ、はいっ。そうですけどそれが何か…;;?」
するとシキはまた黒目がちな瞳でじぃと聖を見詰めつつ、先ほどと変わらない呟くような声音で言った。ほんの少しだけ寄った眉が思案の色を浮かべている。
「いえ…。友人宅にもリンレンがいるんですが、マスターはもちろんリンとレンの性格も個々でだいぶ変わってくるんだな、と思いまして……」
それを聞いた聖は、意味もなく嬉しくなって笑顔が零れる。漏れた言葉は、後になって思えば自分でも臭くて恥ずかしい言葉だと思った。
「そうなんですか?オレ、自分以外のマスターに会うの初めてなんで、知らなかったですが…やっぱり、ボーカロイドだって感情があって成長して…一人の人間と何も変わらないんですよね」
「聖がなんかクサイこと言ってるー。」
「似合わねぇのに格好つけんなよ、ダッセェ~。」
「似合わねぇのに格好つけんなよ、ダッセェ~。」
一通りゲームをして気が済んだのか、紅茶とお菓子を食べにダイニングの方へやって来たレンとリンにそう揶揄され、一気に聖は脱力した。
「ちょ、お前ら;;それは酷いだろ…;;;」
反論しても意味があるどころか聞く耳すら持ってもらえず、二人はもうシキの手作りクッキーの方に夢中だ。一瞬で騒がしくなった場の空気に、聖は人知れず苦笑した。
そうして初対面だった筈のマスター二人とボカロ達の和やかな茶会は、あたりが薄暗くなる頃まで続き、いよいよ聖たちが帰る段になった。
「それじゃ、今日はありがとうございました錦さん!お菓子もお茶も美味しかったし、その上お土産まで貰っちゃって…」
手土産に持たされたシキの手作りお菓子を振りつつ、お礼を述べる聖。リンレンの二人はすっかりシキとカイト、それにシキのお菓子が気に入ったようで、また遊びに来たいと告げていた。
「いえ、大したお構いもできませんで…。あと、自分のことは“シキ”でいいですよ」
相変わらずの無表情で見送るシキだが、呼び名をあだ名に訂正するということは、シキの方も聖たちにかなり気心を許したようだった。
「あ、それじゃあ“シキくん”っ♪また今度メールとかでもDTMの相談とかし合いましょう!あと、今度はぜひうちにもお越し下さい^^今日は本当お世話になりましたっ」
ぺこっと頭を下げて玄関を出ていく三人を見送って、残されたカイトとシキの二人は、しばし無言だった。
「…………」
「………聖さん、シキ“くん”って仰いました‥よ、ね;?」
「…もしかしなくても、最後の最後までマスターのことを男性と勘違いしたままでいらっしゃったんでしょうか……;?」などと分かり切ったことは流石にカイトも続けられず、その気まずい空気はその日一日中は、ずっと引き継がれるのであった…。
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